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  • ラファウ・ブレハッチ ピアノ・リサイタル
  • 心に響く、深遠なる音楽
  • 2017年10月10日 (火)
  • S席:7,500円 → 6,800円
  • ≪受付期間≫2017年5月15日(月)12:00 〜 2017年8月31日(木)23:59

公演内容 【演奏予定曲目】
・バッハ:4つのデュエット
    第1番 ホ短調
    第2番 ヘ長調
    第3番 ト長調
    第4番 イ短調
・ベートーヴェン:ロンド ト長調 Op. 51-2
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 Op. 2-3
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・ショパン:夜想曲 第14番 嬰ヘ短調 Op.48-2
・ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番 「葬送」 変ロ短調 Op. 35
・ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op. 49


オルガンの響きをまとうバッハ、ロマンの薫り豊かなベートーヴェン、
作曲家の生きた時代を描き出すショパンで、ブレハッチの成熟した美しきピアニズムを堪能する


 一度そのアーティストの演奏を聴くと、心の奥深く浸透してくる音楽に魅了され、もう一度聴きたい、もっと聴きたい、ずっと聴き続けたという気持ちが湧いてくることがある。ただし、その感情は非常に稀である。
 ラファウ・ブレハッチのピアノを初めて聴いた2005年のショパン国際ピアノ・コンクールのときから、私はずっとこの気持ちにとらわれている。彼のショパンは作曲家の魂に肉薄する完璧なる美の表現で、リズム、フレージング、アーティキュレーション、ルバートなどすべてが「自然さ」に彩られていた。なんという純粋さ―あるべき音がそこにあり、シンプルで素朴で温かい。事実、審査員のほとんどが「ブレハッチの演奏をもう一度聴きたい」と口をそろえ、感動の涙で頬を濡らした。
 コンクール後は自身の演奏をより磨くことに徹し、レパートリーも厳選し、来日するたびに進化と深化を示している。現在はいずれの作品も楽しそうに躍動感とかろやかさをもって奏で、聴き手に愉悦のときを与えてくれる。
そんなブレハッチが、子どものころから愛奏しているJ.S.バッハを冒頭に組み、「生きる意味を問いかける」と話すベートーヴェンの作品に続け、さらにショパンで成熟した演奏を奏でるというこだわりのプログラムを披露する。バッハの「4つのデュエット」は録音も行い、その音楽は冒頭から天空に飛翔していくような軽捷さと深遠さの絶妙のバランスを備えたもので、ブレハッチの特質を存分に描き出している。音色はオルガンの響きにも似て、全身に幸福感をまとうような気分にさせられる。彼のベートーヴェンは、厳格さと深遠さの奥に豊かなロマンの薫りを秘めた演奏。とりわけソナタの緩徐楽章がえもいわれぬ美しさを放つ。そしてショパンは、「作曲家が生きた時代を表現したい」と語る伝統にのっとったエレガントな奏法。これらを聴き込むほどに一期一会の演奏に深い感銘が胸に押し寄せ、またもや涙腺がゆるむに違いない。

音楽ジャーナリスト 伊熊よし子
公演ホームページ https://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=578
出演 ラファウ・ブレハッチ(ピアノ)
スタッフ
公演スケジュール <公演日>
2017年10月10日 (火)

<取扱公演日・開演時間>
10月10日(火) 19:00
チケット料金 S席:7,500円 → 6,800円
会場 東京オペラシティコンサートホール 【東京】
備考 ※セブン-イレブン発券可
※配送をご希望の場合、9/22までに発送予定

※演奏中の入場、未就学児の入場はできません。

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