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  • ダニール・トリフォノフ ピアノ・リサイタル 2024
  • 底知れぬ天才がもてる力を結集して挑む、
    ピアニストにとってのエベレストと20世紀のピアノ作品史
  • 2024年4月12日 (金)
  • S席:9,000円(全席指定・税込)
  • ≪受付期間≫2024年1月24日(水)10:00 〜 2024年3月10日(日)23:59

公演内容 現代の若手アーティストにはなんと優秀なピアニストが多いことか。
中でも、ショパン・コンクール第3位、チャイコフスキー・コンクール優勝者となれば、
もちろんそれだけでもダニール・トリフォノフはとびっきりの存在に違いなく、
殊に実演で聴く今の彼には心底驚かされる。別格の天才?鬼才?

2023年2月の来日公演でもそうだった。
トリフォノフの弾いたJ.S.バッハの「シャコンヌ」や「フーガの技法」全曲!
バッハの抽象的で精緻な対位法音楽を、それに負けない精密さと色彩で
いとも容易く弾きのけて、そこにはさらにその先へと向かわんと
様々な感情を孕んだ“祈り”があった。
この点でロシアの大先輩たち――たとえばリヒテル―― の演奏に通じる、
バッハと対峙するときのひたむきで熱量の高い祈りの感触を思い出さずにはいられない。
曲によって瞑想となったり、激情的であったり、思わず凄い!
と呟いてしまうような異次元の時間と空間をトリフォノフは創り出した。

今回のプログラムにバッハはない。
しかし一つにはバロックから古典、ロマン派、
そしてピアニストにとってのエベレスト登頂にも似た
ベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア・ソナタ」
(このフィナーレは対位法音楽の1つの極致だ)がそびえ立つ。
そしてもう一つは《Decade》と名付けられた、
20世紀のあまりにも多岐にわたって果てなき発展を続けた音楽史を10年毎に区切り、
トリフォノフ独自の視点で切り取ったその時代の代表作を並べたプロ。
それはかつて1995年に東京で行われた、21世紀の展望を得るために
20世紀の音楽の歩みを俯瞰した「ブーレーズ・フェスティバル」を想起させる。

今回のトリフォノフの来日公演も、21世紀を切り拓く
歴史に残るだろう天才ピアニストによる一大フェスティバルである。


【曲目】
《“Decades”》
ベルク:ピアノ・ソナタ op.1(1907-08年作曲)
プロコフィエフ:風刺(サルカズム)op.17(1914年作曲)
バルトーク:戸外にて(1926年作曲)
コープランド:ピアノ変奏曲(1930年作曲)
メシアン:「幼子イエスの注ぐ20の眼差し」から 幼子イエスの接吻(1944年作曲)
リゲティ:「ムジカ・リチェルカータ」から 第1、2、3、4番(1951-53年作曲)
シュトックハウゼン:ピアノ曲\(1955年作曲)
J.アダムズ:中国の門(1977年作曲)
コリリャーノ:ファンタジア・オン・オスティナート(1985年作曲)

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※やむをえぬ事情により内容に変更が生じる場合がございますが、
 曲目変更などのために払い戻しはいたしませんのであらかじめご了承願います。
※ご入場の皆様に安心してお聴きいただけますよう、感染症の防止と予防のための
 適切な対策に今後も引き続きご協力をお願い申し上げます。
 
公演ホームページ https://www.kajimotomusic.com/concerts/2024-daniil-trifonov/
出演 ピアノ:ダニール・トリフォノフ
スタッフ
公演スケジュール <公演日>
2024年4月12日 (金)

<取扱公演日・開演時間>
4月12日(金) 19:00
チケット料金 S席:9,000円(全席指定・税込)
会場 紀尾井ホール【東京】
備考 ※セブンイレブン発券のみ。
 3/23(土)10:00以降にセブン-イレブン店頭レジにてチケットをお受取りください。
※お一人様4枚まで
※未就学児入場不可

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