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  • ダニール・トリフォノフ ピアノ・リサイタル 2024
  • 底知れぬ天才がもてる力を結集して挑む「ハンマークラヴィーア・ソナタ」
  • 2024年4月11日 (木)
  • S席:10,000円(全席指定・税込)
  • ≪受付期間≫2024年1月20日(土)10:00 〜 2024年3月10日(日)23:59

公演内容 現代の若手アーティストにはなんと優秀なピアニストが多いことか。中でも、ショパン・コンクール第3位、チャイコフスキー・コンクール優勝者となれば、もちろんそれだけでもダニール・トリフォノフはとびっきりの存在に違いなく、殊に実演で聴く今の彼には心底驚かされる。別格の天才?鬼才?
2023年2月の来日公演でもそうだった。トリフォノフの弾いたJ.S.バッハの「シャコンヌ」や「フーガの技法」全曲!バッハの抽象的で精緻な対位法音楽を、それに負けない精密さと色彩でいとも容易く弾きのけて、そこにはさらにその先へと向かわんとする様々な感情を孕んだ“祈り”があった。この点でロシアの大先輩たち――たとえばリヒテル―― の演奏に通じる、バッハと対峙するときのひたむきで熱量の高い祈りの感触を思い出さずにはいられない。曲によってそれは瞑想となったり、激情的であったり、思わず凄い!と呟いてしまうような異次元の時間と空間をトリフォノフは創り出した。

今回のプログラムはバッハではない。しかしながらトリフォノフが挑むのは、フィナーレに対位法の極致とも言える音楽を抱えた大曲、ベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア・ソナタ」!(…「挑む」と言っていいだろう。この巨大で深遠なソナタはどんな歴史的大家、巨匠にとってもエベレストのようなものだから)
バロック期のラモーの鄙びたクラヴザン音楽から、古典期のモーツァルトの天才的ソナタ、前ロマン派のメンデルスゾーンの傑作に続いての「ハンマークラヴィーア・ソナタ」というプログラミングは、ピアノ音楽における一つの王道。(バッハではなくラモー、シューマンでなくメンデルスゾーンを敢えて選ぶあたり、捻りが利いていて面白い)

若きトリフォノフの現在(いま)を知り、聴き慣れた音楽に潜むさらなる可能性を体感するのにもってこいの一夜である。


【曲目】
ラモー:新クラヴサン組曲集から 組曲 イ短調 RCT5
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲 ニ短調 op.54
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 op.106「ハンマークラヴィーア」


【出演】
ピアノ:ダニール・トリフォノフ

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※やむをえぬ事情により内容に変更が生じる場合がございますが、
 曲目変更などのために払い戻しはいたしませんのであらかじめご了承願います。
※ご入場の皆様に安心してお聴きいただけますよう、感染症の防止と予防のための
 適切な対策に今後も引き続きご協力をお願い申し上げます。
公演ホームページ https://www.kajimotomusic.com/concerts/2024-daniil-trifonov/
出演 ピアノ:ダニール・トリフォノフ
スタッフ
公演スケジュール <公演日>
2024年4月11日 (木)

<取扱公演日・開演時間>
4月11日(木) 19:00
チケット料金 S席:10,000円(全席指定・税込)
会場 サントリーホール 大ホール【東京】
備考 ※セブンイレブン発券のみ。
 3/23(土)10:00以降にセブン-イレブン店頭レジにてチケットをお受取りください。
※お一人様4枚まで
※未就学児入場不可

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